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2019年3月21日

プレスリリース

技術と効率が業界をリードする華星光電がTCLの業績の持続的な成長を後押している。

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 3月19日、TCL集団は2018年度の業績報告を発表した、営業収入は1133.6億人民元(約18,893憶日本円)を実現し、前年同期比1.60%増加した。親会社株主に帰属する純利益は34.7億人民元(約578.3億日本円)で、2017年以来2年連続して成長率30%を上回る大幅な伸びを実現した。
 3月20日、TCL集団は華星光電本社で業績発表会を開催した。TCLの再編後の発展について、李東生は「今回の再編を通じて、TCLグループは多角化経営から専門化経営への転換を果たし、さらに半導体ディスプレーと材料産業に焦点を当て、産業金融と投資創造を用いて主業の発展をサポートし、ハイテク産業グループにポジションを定める。」と述べた。

 TCL再編後のコア産業として,華星光電は安定した利益成長を寄与した。報告期間中、華星光電は売上276.7億人民元(約4,611億日本円)を実現し、純利益23.2億人民元(386.6約億日本円)、会社全体純利益の57%を占めた。

収益力は持続的にリードしている,大中小型ディスプレーは共に高速成長

 中国国内半導体ディスプレイ分野のトップ企業として、華星光電は生産開始以来、業界トップの経営力と利益水準を維持してきた。現在、華星光電は大型パネル市場で業界トップの地位を維持しつつ、中小型製品の技術革新を強化し、マルチ体験シーンインターフェース供給プロバイダーへの転換を加速させて、差別化高価値製品による収益水準を向上させ、大小型ディスプレイの競争優位性の同時向上を実現し、業績の安定した成長を後押している。
 大型パネルについては、2つのG 8.5世代液晶パネルの生産ライン(t 1とt 2)のフル生産を維持し、大型液晶パネルの出荷量が世界第5位、32インチ、55インチUD製品の出荷量は世界第2位、中国国内において一流ブランド顧客への出荷量は第1位を獲得している。G 11-t 6プロジェクトは2018年11月にライトオン成功、生産が始まり、2019年末にフル生産が実現される見込みである。同じ月に、AMOLED超高精細表示パネルを生産するG 11-t 7プロジェクトも建設に入り、生産能力、製品力と技術力の向上が華星光電の競争優位性を一層強化させる。
 中小型パネルについては,6世代LTCP-LCD生産ライン-t 3プロジェクトは2018年第4四半期にフル生産を実現し、この四半期に創り出した2,480万枚の出荷量は世界第三、中国国内第二位、成長速度は世界一。華星光電の6世代フレキシブルAMOLED-t 4プロジェクトの技術開発と検証作業は着実に進められている、中小型製品の市場シェアと競争力の向上は会社利益増加の新たな源となるだろう。

フレキシブル折れ曲がる製品が順調に進んでおり、技術優位性を用いて追い越す。

 2019年はフレキシブル折れ曲がるディスプレイの元年であり、軽くて薄い、かつ折り曲がるなどの特徴がパネルメーカーを引き付けている。華星光電の管理チームによると、AMOLED生産ライン-t 4プロジェクトはすでに生産を開始し、ランニングアップ段階にある。2019年には量産を実現する見込みであり、既に国際一流ブランドの顧客と商談しはじめ、進捗順調。
 今年2月のバルセロナMWC展示会において、華星光電は初めて複数のフレキシブルおり曲がれる製品を披露、展示場で唯一同類製品の動態展示を実現したメーカーとして脚光を浴び、業界全体の注目を受けた。李東生総裁によると、華星光電は2017年9月に中国初めてのG4.5フレキシブルOLEDテストラインを完成させ、7.2時間まで内外おり曲げられる製品の開発に成功した。長年の技術の蓄積を経て、華星光電は一人追いかける者として、技術でリードし、必ず追いつく追い越すを実現する自信を持っている。
 未来を向けて、李東生総裁は、世界経済及び中国経済は数多くの挑戦と不確定要因に直面している、業界内の競争が一層増しており、優勝劣敗は常態化していると述べ、しかしながら、挑戦にこそチャンスが隠されている、グローバル経済の構造的再編は競争力を持つ、グローバル展開能力のある中国企業に新たなチャンスをもたらしたと力説した。
 業界識者達は、世界半導体ディスプレー産業の中心が中国へシフトしたことにつれ、新技術の応用、消費のレベルアップ、そしてマルチ体験シーンの増加といった流れの中に、国内の新型ディスプレーの応用と需要が高速成長していくだろう、TCL集団は製造業変革のチャンスを捉え、グローバルディスプレイ業界の先導者となる可能性が大いにあると分析した。

以上